同グループ内で推し変をした話

 


突然語りたくなるこの感じ…(笑)

発散するためにブログを書きます✒︎

 


……とその前に長文に備えて飲み物を取りに向かう途中でヤカンを火にかけている事を思い出しました。

危ない危ない。

 

ー出会いー

私に推しが出来たのは2013年の8~10月頃。

ずいぶん曖昧な記憶なのでだいぶ期間が広い。

過去のSNSを見るとそこら辺らしいです。

 


学生時代に踊ってみたというコピーダンス、オリジナルダンスの存在を知り就職してからも動画を漁って暇を潰していました。そんな時に見つけた『スウィートタイム』というボカロ曲の踊ってみた動画。

 

暖色の街頭に照らされながらしなやか且つキレ良く踊る男性2人。

その中でも色白で細い目、左右非対称な髪型のその人のダンスに釘付けになりました。

その動画を見るまでも何度か別の動画で見かけていたはずのその人の魅力にやっと気付いた瞬間、私に推しができました。

 


それ以降、私の検索ワードはもっぱら『推し(あえて書きません) 踊ってみた』

SNSをやっている事、そして踊り手としてたくさんの動画を投稿している事、その仲間たちと何やら活動をしているという事を知りました。

人気男性踊り手が動画投稿をきっかけに始めたアイドル気取りグループ。

そのメンバーの1人が推しでした。

 

ツイッターでグループメンバーを全員フォローしてリプを送るようになりました。

そのグループを好きな人達とも知り合い、新しく開設されたYouTubeチャンネルを登録して、生放送にコメントを書き込み冒頭の名前読み上げタイムに沸き立ち、グループのオリジナル楽曲がありCDやグッズも発売しているというので代行して買ってもらったり、通販が始まってからも新曲や新しい衣装の生写真が出るたびに買い集め、ツイッターで知り合ったオタク達と集まってオリジナル曲の踊ってみたを投稿したりもしました。

 


それまでアイドルの追っかけなどした事のないオタク初心者だった事もあり、就職して自由に使えるお金はありましたが遠征してイベントに行くという感覚が無く、画面の中で動く彼らを見るだけでもとても満足していました。

本人達はアイドル気取りだと言っていたけれど私にとってはあの頃からずっとアイドルでした。

 

 

ー遠征ー

そして推しとの出会いから約1年後…。

関東に住むオタク仲間に背中を押されてついに、遠征してイベントに行く事を決めました。


その前にも一度遠征するチャンスはあったのですが、楽しみにし過ぎて朝方まで推しに手紙を書きながら起きていた結果、いつの間にか寝落ちて見事に寝坊するという大失態を犯しました。

急いで空港に行ってはみたものの到着したのは乗るはずだった飛行機の出発時刻ギリギリ。当然乗せてもらえるわけもなく、別の便も検討しましたが当日券の壁は高く断念。

チケットを譲ってくれる予定だったオタク仲間に謝り倒し、携帯を持つ手を震わせながら乗る予定もない空港の椅子に座り他にチケットを買い取ってくれる人を探し、絶望に打ち拉がれ自分の心のように曇った空の下車を走らせ、砂浜で海を眺めた事、家に帰る気にもなれずカラオケや漫画喫茶で時間を潰して現実逃避した事を今でもよく覚えています。

もうあんな思いはしたくないですね。


そんな過去もあり、やっと成功した遠征。

軽快な音楽と共に楽屋から現れた初めて生で見る推しの姿に「わぁ…本物だ。生きてた。動いてる」と言って号泣したのを覚えています。

全員で出演するイベントではなく、メンバーが数人に分かれ日替わりで企画や歌、ダンスを披露したりする形式で、私は初参戦のそのイベントでゲームコーナーに参加する事になってしまいました。ゲーム中の事は自分がクソ面白くなさ過ぎて思い出したくないですが、初めての現場で推しに引き当てられるなんてもうこれは運命だと思いました。

すぐ目の前で白い生地を金で飾って胸元に羽根の生えた王子様のような衣装を身に纏い照明という後光が差し神々しく輝いた推し様は、私にようなクソ芋オタクにもとびきりの笑顔でゲームコーナー参加のお礼にと落書きチェキを手渡してくださいました。もう本当に夢のようでとても幸せでした。


それから生で見る事の魅力に取り憑かれライブやチェキ会にも遠征して出来るだけたくさん会いに行きました。2日連続のイベントに参加して東京から大阪へバスで移動したり30分程のステージを見るためだけに日帰りで遠征した事もあります。とても楽しかったです。

 

 

ー推し増しー

そして2015年、2推し増えました。八重歯が可愛いエンジェルスマイルで愛される歌唱力のある大っきい弟です。

今では2ショットが主になってしまいましたが、推し達の所属するグループのチェキ会は最初はグループショット撮影のみでした。

推しがいないグループにも律儀に顔を出して散財していた私を見て、2推しは私の名前を呼びました。名乗ってもいないのに。後から聞けば、ツイッターでたまたま私が推しの真似をしている写真を見つけ推しから名前を聞いて覚えていたそうです。エゴサって怖いけどこういう幸運も運んできてくれるんですね。


推し2人が隣にいるだけで沸き倒し、数年間上がっていなかった2ショット写真を指折り数えて待ち、YouTubeチャンネルの2人が戯れている動画の再生数を伸ばし(結果ではなく過程)、グループショットで推し2人がペアになり歓喜。チェキ会が2ショットのみになってからも2人のブースに行き時々推しと2推しの話をしたり、2推しと推しの話をしたりしました。

推しが増えれば幸せも2倍。

でも、出費も2倍です。(辛辣)

生活費をどんなに切り詰めても首が回らなくなって遠征出来なくなり、転職して交通の便が悪い実家に帰郷した事も重なって近い地方のイベントに行くので精一杯になってしまいました。それでも出来る限りライブやイベントには行っています。

 

 

ー思い出ー

いつも遠いのに来てくれてありがとうと眉をハの字にしながら笑う推し。

ブースから去る私を身を乗り出してまで見送ってくれる推し。

そそくさと去ろうとする私の背中に大きな声でバイバイと言ってくれる推し。

私の好きな表情に頑張って寄せようとして結果不合格をもらう推し。

たまにSっ気を出していじってくる推し。

話したい事があると言うと姿勢を正して全力で聞き手に回ってくれる推し。

都会に出たいという私を応援しつつ心配してくれる推し。

仕事の事を心配してくれる推し。

服装や容姿の変化に気付き褒めてくれる推し。

いつも笑顔で迎え入れるくれる推し。

帰り際寂しそうに手を振ってくれる推し。

一方的ですが、たくさんの思い出が出来ました。

忘れないように記録している接触レポは現場がない時の私に元気をくれました。

本当に感謝しています。

 

思いの外長くなってしまったので、とりあえずここまでで一旦投函します。

自分語りなのでこんな文章になってしまいました。申し訳ない。

次の記事からは確信に迫っていきます(?)